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2023年04月02日

コールマン 200A オーバーホール Coleman 200A

コールマン200A イエローボーダー ジャンク品をオークションで格安購入しました。商品説明では点火が出来ないとのことでのジャンク品扱いでした。不具合の確認では、ガソリンタンクのフィラーキャップのゴム硬化・劣化と給油口の錆が有りました。ポンピングしても圧がかからず、タンク内の気密性が保たれない状況でした。今回、全分解して不具合の箇所を探り、対策を行いました。動画では細かな詳細手順となって時間的に長くなりましたが対策内容や部品交換手順が解り易くなっていますので、よかったら参考にしてみて下さい。

コールマン200A イエローボーダー ジャンク品をオーバーホールします。
コールマン200A オーバーホール_002

フィラーキャップのゴムが硬化しています。
コールマン200A オーバーホール_004

給油口が錆びています。ポンピングしてもここから圧が逃げてしまってます。
コールマン200A オーバーホール_006

ガソリンタンク中も錆ています。
コールマン200A オーバーホール_008

ジェネレターの内部は煤やタールで固着しており、アスベストチューブ抜き取り時、フィルターも外れました。
コールマン200A オーバーホール_010

バルブステムナットのグラファイトパッキンも消耗しています。
コールマン200A オーバーホール_012

ポンプカップが汚れています。
コールマン200A オーバーホール_014

フィラーキャップガスケット(ゴム)を除去します。
コールマン200A オーバーホール_016

新品を取り付けます。
コールマン200A オーバーホール_018

給油口の錆はワイヤーブラシ、紙やすり、金属磨きピカールで落としていきます。
コールマン200A オーバーホール_020

錆も落ちて、キャップのゴムも新品で、これで気密性が保たれます。
コールマン200A オーバーホール_022

ガソリンタンクのサビ落としは先ず、ナットでシェイクします。
コールマン200A オーバーホール_024

モノタロウのサビ落とし剤、10倍希釈で24時間放置します。
コールマン200A オーバーホール_026

すっかり錆がおちました。
コールマン200A オーバーホール_028

タンクの外はカーWAX(シュアラスター マンハッタンゴールド)で艶を出します。
コールマン200A オーバーホール_030

ジェネレーターのカーボンやタールはKUREのエンジンコンディショナーで溶かし除去します。
コールマン200A オーバーホール_032

ジェネレターのフィルターはステンレス100メッシュを代用します。
コールマン200A オーバーホール_034

ジェネレターのアスベストチューブ紙筒に代わり、ステンレス100メッシュを使います。
コールマン200A オーバーホール_036

チェックバルブのOリングを追加します。
コールマン200A オーバーホール_038

革製ポンプカップを交換します。
コールマン200A オーバーホール_040

フューエル&エアーチューブのスプリングは長年の縮みを手で延ばし、戻します。
コールマン200A オーバーホール_042

バルブステムナットのグラファイトパッキンを少しだけ補充します。
コールマン200A オーバーホール_044

その他鉄部品の錆をモノタロウ錆取りに浸け、除去します。
コールマン200A オーバーホール_046

鉄、真鍮の部品を磨いていきます。
コールマン200A オーバーホール_048

金属磨きのピカールです。電動ブラシでやれば時間短縮です。
コールマン200A オーバーホール_050

綺麗に磨けました。
コールマン200A オーバーホール_052

部品組付け後、燃焼確認です。点火、消火問題ありませんでした。
コールマン200A オーバーホール_054

以上、コールマン200Aのオーバーホール完了です。
コールマン200A オーバーホール_056

YouTube動画
https://youtu.be/JfyDPYPqGd0

コールマン 200A オーバーホール Coleman 200A




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【部品名称、不具合内容、⇒対策&交換部品】

①ガソリンタンク

 圧がかからない。フィラーキャップからエアーが漏れる。
 
 ⇒フィラーキャップガスケット(ゴム)の硬化、劣化の為、新品交換
 
 ⇒タンク給油口の錆除去 ワイヤーブラシ、400、600番神やすり、ピカール磨き

②ガソリンタンク内

 タンク内前面に錆

 ⇒モノタロウ錆取り剤 10倍希釈 24時間浸け置き

③ガソリンタンク外観

 塗装の汚れ、クスミ

 ⇒中性洗剤で汚れ除去、カーWAXのシュアラスター マンハッタンゴールド WAXがけ

④ジェネレーター

 アウターチューブ、ジェネレターニードル、スプリングの汚れ

 ⇒カーボン、タールによる汚れはKURE製エンジンコンディショナーで除去

 ⇒ジェネレーター内フィルター 新品交換(100メッシュ)

 ⇒アスベストチューブ紙筒からステンレス100メッシュに変更

 【ステンレスメッシュへの変更】

ステンレスメッシュチューブの作り方を紹介した動画が有りますので参考にしてみて下さい。

コールマン 200A ジェネレーター アスベストチューブのステンレスメッシュ化  Coleman 200A
https://youtu.be/JR2mKC7gfUA

⑤ポンププランジャーAssy

 ポンプカップ汚れ、劣化

 ⇒新品交換(革製)

⑥チェックバルブ

 もともとチェックバルブにはOリングは無し

 ⇒チェックバルブOリング追加により、エアー漏れ防止

⑦バルブAssy

 バルブステムのグラファイト量の減少

 ⇒グラファイトの追加

 フューエル&エアーチューブ スプリングが縮む

 ⇒スプリングの手延ばし

⑧その他部品の金属のサビ、汚れ、クスミ

 フューエル&エアーチューブ、バーナーアッシー、ジェネレーター、バルブアッシー、フレーム、ベイル等の部品 サビ、汚れ、クスミ。

 ⇒鉄部品はモノタロー錆取り剤 10倍希釈 8時間浸け置き

 ⇒鉄、真鍮部品、金具磨き 金属磨きのピカール







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