二次燃焼ストーブ トルネード ブレード付き(トルネード安定化) 

ホシゾラCAMP

2023年06月16日 17:08

今回、二次燃焼ストーブのトルネードに対して、ブレード(羽)を付けました。前回動画では二次燃焼穴の折り曲げ、ファイヤーリングにより、見事にトルネードしました。但し、火力が弱くなったり、風に煽られてしまうとトルネードは不安定になり軸がブレたり、崩れたりする課題も有りました。今回はそんな課題に対してストーブの上昇気流をブレードで回転させトルネードの補助、安定化を狙います。



二次燃焼ストーブです。


ファイヤーリング内側に自作のブレード(羽)です。これにより炎の上昇気流を更に回転させます。


ブレードの材料は塗料缶の蓋を活用します。


ブレードの作図です。


蓋にトレースします。


ホールソーやドリルで穴明けします。


金切りばさみでカットします。


ブレードの先端を少しカット、羽を折り曲げます。


ブレードの完成です。


二次燃焼炎のトルネードを確認していきます。燃料は松のペレットです。


火力が強い状態でのファイヤーリングのみのトルネードです。安定しています。


火力が強い状態でのブレード&ファイヤーリングのトルネードです。安定しています。


火力が弱い状態でのファイヤーリングのみのトルネードです。時々中心がブレて不安定です。


火力が弱い状態でのブレード&ファイヤーリングのトルネードです。安定しています。


使用後の状態です。熱による損傷も有りません。


ブレードを付けると炎は安定してトルネードする事が確認できました。



YouTube 動画


ブレードの作図

半径78mmの円を描きます。


円を9等分します。40°×9等分=360°


中心に半径10mmの円を描きます。


半径10mmの円の外側に半径55mmの円を描きます。


半径10mmの円に1,2,3,・・・9と番号をふります。(10mm円と9等分した線の交点に番号)


半径55mmの円に番号をふります。10mm円の1番が55mm円の6番、以後2番が7番、3番が8番・・・


コンパスで55mm円の1番を中心に10mm円の1番から弧を描く。


弧を描いた状態


以後55mm円2番を中心に10mm円2番より弧を描く


55mm円3番を中心に10mm円3番より弧を描く


9番まで描けば完成です。




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■ブレードの材料

塗料缶の蓋

■ブレードの製作

ブレードを作図して蓋にトレース
ドリル、金切りばさみにて加工


■ブレードの効果確認

ファイヤーリング取付けのみとファイヤーリング+ブレードとの炎の比較

1,二次燃焼炎が強い場合、どちらも綺麗にトルネードして、回転力の差は特に肉眼では認められなかった。

2,二次燃焼炎が弱い場合、ファイヤーリング+ブレードでは炎の中心がブレる事も無く回転していた。一方ファイヤーリング取付けのみでは炎の中心がブレて、トルネードも不安定になった。
以上、ブレード付きではトルネードを安定させる効果が認められた。
但し、ファイヤーリング取付けのみでも炎の揺らぎや回転の変化が楽しめる為、これはこれで素晴らしいトルネードを観賞することが出来る。


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